オレンジピールを混ぜたら
1R(20.5㎡)
駅からはちょっと離れた、八王子の森の中。「東京にこんな場所があったんだ!」と驚く、中世に迷い込んだかのようなロマンチックなカフェを訪ねました。
text & photo : Miha Tamura
JR八王子駅と橋本駅を結ぶバスに揺られて数分。周りの緑が次第に色濃くなってきたあたりに唐突に現れる、なんともミステリアスな建物が、今回ご紹介するカフェ『パペルブルグ』です。
パペルはドイツ語でポプラの木、ブルグはお城の意味。ドイツのロマンチック街道に点在する中世騎士の居城をテーマにしたカフェです。外観も内装も圧倒的なまでにその世界観を作り上げていて、東京にいることの方が嘘みたいに思えてきます。
メニューは、お店の自慢のコーヒー、それに紅茶やハーブティーに、それに合わせたデザート数種類がいただけます。平日限定でアフターヌーンティーの提供もあるということで、今度チャレンジしてみたいところ。
八王子や橋本は、駅周辺はビッグターミナルとして充実していますが、少し足をのばすと多摩エリア特有の濃い緑に囲まれたスポットがたくさん。日常を忘れさせてくれるようなゆっくりした時間を過ごすと、郊外での暮らしも悪くないな、なんて思えてきます。
パペルブルグ
東京都八王子市鑓水530-1
http://www.burg-kaffee.com/pappelburg/index.html
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。